2018年アワ・オーシャン・カンファレンスにおいて、フィスク・ジョンソンは、エレン・マッカーサー財団の創立者デイム エレン・マッカーサーと国連環境計画事務局長エリック・ソルハイムと共に「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」を発足させました。250以上の機関が署名したこの文書は、プラスチックがもたらす悪影響だけでなく、その根本原因に対応するものです。具体的な取り組みには以下が含まれます。
- 2025年までに、問題となる、もしくは不要なプラスチックパッケージを排除するための行動を起こす。
- 2025年までに、該当する場合は、単回使用モデルから再使用モデルに移行するための行動を起こす。
- 2025年までに、プラスチックパッケージを100%再利用可能、リサイクル可能またはコンポスト可能にする。
- 2025年までに、パッケージに使われる再生材料を大幅に増加する。
SCジョンソン社は長年にわたり環境保護に注力し、10年以上の間、プラスチック製品のサステナビリティと循環性の改善に取り組んできました。今日SCジョンソン社は、「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」に基づき、自社のプラスチック・フットプリントを削減するとともに、プラスチック製品の再使用とリサイクルを促進するための一連の取り組みを発表します。
- 2025年までに、SCジョンソン社のプラスチックパッケージを100%リサイクル可能、再利用可能またはコンポスト可能にする。現在、SCジョンソン社のプラスチックパッケージの90%は、リサイクル可能、再利用可能またはコンポスト可能な設計になっています。
- 2025年までに、SCジョンソン社のパッケージに使用するポストコンシューマ・リサイクル(PCR)プラスチック材料の量を3倍に増やす。SCジョンソン社は、2025年までにパッケージに使用するPCRプラスチックの量を、1,000万キログラムから3,000万キログラム超に増やします。この活動の一環として、SCジョンソン社は北米および欧州のボトルに使用するPCRプラスチックの割合を、2025年までに現在の20パーセントから40パーセントにまで引き上げます。
- 2025年までに、SCジョンソン社製品のつめかえ用濃縮洗剤の種類を拡大する。2011年以来、SCジョンソン社は米国で、住居用洗剤スプレーボトル製品のつめかえ用液体濃縮洗剤を製造しています。各スプレーボトルは1万回使用できるよう設計されています。これは、平均で13回つめかえ再利用ができる計算になり、一回使い捨て製品の使用を回避できます。当社は今後も、つめかえ用濃縮洗剤の種類を拡大し、消費者がパッケージを再利用することで廃棄物削減に貢献できるようにします。
- 過剰なプラスチックを可能な限り排除する取り組みを継続する。SCジョンソン社は、絶え間なく自社製品のパッケージデザインから不要な包装を排除することに注力してきました。2011年から2017年までで、当社は自社製品のパッケージから950万キログラムの材料を排除しました。
- プラスチックフィルムの家庭でのリサイクルを支持する。SCジョンソン社では、今後も米国においてジップロック® ブランドの袋製品をはじめとする柔軟性の高いプラスチックフィルムの家庭でのリサイクルを実現できるよう引き続き努めてゆきます。また当社では、何度でも再利用できるようデザインされたジップロック® ブランドの袋製品の再利用を推進しています。
- 業界およびその他の組織と協力し、プラスチックの循環型経済モデルを支持する。SCジョンソン社は業界およびNGOと協力してプラスチックの循環型経済をこれからも支持し、埋立地や環境からプラスチックを排除する取り組みを進めてまいります。
SCジョンソン社は、プラスチックの再利用を増やし、プラスチック汚染を阻止するよう取り組んでいます。Windex®、スクラビングバブル®、オフ!®、ミスターマッスル® といったSCジョンソン社のブランドには、製品パッケージだけに重点的に取り組む専門のスタッフがいます。長年にわたり、当社では自社製品のパッケージを体系的に評価して不要なものを排除し、できる限りリサイクル可能な代替材料を使用するようにしています。
10月29日から31日にインドネシアのバリで開催されたアワ・オーシャン・カンファレンスは、海の健康を維持する具体的かつ実行可能な取り組みを促すために、世界中の国々から参加者を招集しました。2014年以来、毎年開催されているこのカンファレンスで世界のリーダーたちを招聘し、将来を踏まえて海の課題に対応してきました。そこでは取り組みの大筋を決定するとともに、将来的課題を協力、イノベーション、そして起業家精神を実現する機会へと転換しています。