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3分間の読み物

SCジョンソン社は、当社を永遠に変えた当社の価値観を示す、次のスピーチを大切にしています。「他はすべて影に過ぎない」

バスタブの中で初のワックス製品をかき混ぜていた頃から、アマゾンへの進出、「グレード」や「オフ!」などのイノベーションが販売開始となるまで、SCジョンソン社の歴史は数多くの記念すべき瞬間にあふれています。数々の重要な出来事の中でも、2代目経営者のハーバート・F・ジョンソン・シニアが死のわずか数か月前に行なったスピーチは、後世まで受け継がれる不朽の名作です。
いかなるビジネスにおいても、永続的なものは人々の信用だけである。これが唯一の実体であり、他はすべて影に過ぎない。

ハーバート・F・ジョンソン・シニア

覚えておきたい価値ある声明(バリューステートメント)

毎年利益分配日に、ジョンソンファミリーは社員と、事業状況だけではなく将来に向けての願望を分かち合いました。1927年のクリスマスイブ、ハーバートは会社の哲学について非常に詩的で美しい韻文で書かれたスピーチを行ない、それがその後数世代にわたるモットーとなったのです。 

ここに、その一部をご紹介しましょう。 

結局のところ
この事業はただの象徴にすぎない。
そして事業を解釈するとき
たくさんの人々が製品のことをよく考え
大勢の人々が
この製品を作った人たちの 
誠意を信じていることが分かる。

今忙しく動いている機械は
瞬く間に
廃れていく。
どんなに大きく頑強な建物でも 
いつの日か建て替えられる。

しかしそれが象徴する事業とは
人間が生きている限り生き続ける…
鉄やコンクリートのような
脆いもので創られていないからだ。
事業とは人間の意見によって創られ
永遠に生き続けるものだ。

いかなるビジネスにおいても、
永続的なものは人々の信用だけである。
これが唯一の実体であり、他はすべて影に過ぎない。 

デスクに座るハーバート・F・ジョンソン・シニアのポートレイト

ハーバート・F・ジョンソン・シニア

後世まで伝えられる、基本理念のレガシー

ハーバートの言葉は、数世代にわたって私たちにインスピレーションを与えてきました。1976年、当社はハーバートの哲学を念頭に置き、「これが私たちの信念」の中で基本理念を公式に発表しました。これは今日に至るまで当社の羅針盤であり続け、順調なときにも厳しいときにも会社の行動を導くものとなっています。
 
事業が拡大・成長するにつれ、世界中で当社の根本方針を呼び起こすものです。SCジョンソン社は、地球と互いの人々への接し方を、長期的に優先しています。国際社会全体で、誠意を実現するよう尽力しています。当社は決して、インテグリティまたは尊重に妥協を許しません。 

90年以上前、ハーバートは言葉で会社にインスピレーションを与えただけでなく、SCジョンソン社が決して欠くことの出来ないコミットメントを打ち立てました。家族において、事業において、製品において、信用は決して譲れないものです。