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SCジョンソン社ユーロプラントの「ブーメラン」:インスピレーションの尽きない建築

SCジョンソン社の建築の中で心に残るものといえば、フランク・ロイド・ライトが設計を手がけた本社ビルがよく話題に上がります。ですが、当社の誇る珠玉の建築は、ライトの作品だけにとどまりません。全世界で最も興味深い建物の1つであるユーロプラントは、そのアドミニストレーション・ウイングの卓越した形状を特徴としています。 

ユーロプラントは「ブーメラン」の愛称で知られており、オランダのマイドレヒトにおいて見る者に新鮮な驚きを与える建築物です。 
当社の建物は、我々が高くかかげるビジネススタンダードおよび、事業拠点のコミュニティと各国、その両方への私たちのコミットメントを象徴する存在となった。
4代目経営者、サム・ジョンソン

オランダ人建築家ヒュー・マースカントが手がけた至高の「ブーメラン」オフィスビル

ユーロプラントのアドミニストレーション・ウイングは、1960年代初期に建築会社Maaskant, Van Dommelen, Kroos and Senfにより設計されました。見事なコンクリート彫刻の翼が舞う下には、装飾用の池があります。 

1966年のジョンソン・ニュースレターでは、当時オランダで最も目を引くビジネス建築デザインの1つとして表現されています。「プールのさざ波の光が、常に建物に反射してきらめき、きらきらと光る滑らかな布地のような効果を出している。ガラスでできた壁は、空と周りののどかな風景を映し出し、絶え間なく変化する光と影の模様を織りなしている。」

ウイングは、それ自体で独立しているかのように見えますが、廊下をわたった先には当社のヨーロッパ最大の製造施設と繋がっています。ユーロプラントでは、年間およそ4億点もの製品を製造しています。

サムの血を受け継ぐユーロプラント
1963年の起工式で、ユーロプラントの建築モデルをながめるサム・ジョンソンとその一家(中央)。
ユーロプラント、唯一無二の存在
ユーロプラントのアドミニストレーション・ウイングの下にある池は、16の天然井戸から水をひいており、火災時の安全対策として再利用できるようになっています。 
SCジョンソン・マイドレヒト:近代的建築と持続可能なプラクティスの融合

ユーロプラントのアドミニストレーション・ウイングの下にある池は、16の天然井戸から水をひいており、火災時の安全対策として再利用できるようになっています。実際、ユーロプラントの敷地内で使用される水は、すべてリサイクルされています。また敷地内には、二酸化炭素の削減を目指した植林プログラムの一環として、9ヘクタールの面積にわたって木が植えられています。

さらにユーロプラントでは、当社最大の風力発電プロジェクトに取り組んでいます。2009年に、初の自社所有となる風力発電機を設置しました。高さ80メートルの風力タービンが、ユーロプラントの稼働に必要な電力のおよそ半分を供給し、残りは風力発電の電力を購入しています。 

1964年の開設以来、ユーロプラントの製造チームは、より効率的かつ持続的に運営を行うための新しい方法を絶え間なく模索してきました。ユーロプラントは現在、埋立廃棄物ゼロを達成している数多くのSCジョンソン社の製造拠点の1つです。 
 
かくしてユーロプラントが1960年代に受けた栄誉は、今も脈々と引き継がれています。「ユーロプラントは、躍動的で先進的な、未来へと羽ばたき続ける覚悟をもった企業の象徴である」

ユーロプラントと風車
ユーロプラントの電力は一部、当社所有の高さ80メートルの風力発電機によって賄っている。写真提供:マリレーン・デュボア