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4分間の読み物

SCジョンソン社最大の製造拠点は風力エネルギーを活用(その他の拠点も!)

見上げてください。いや、もっとずっと上です。SCジョンソン社最大の製造拠点ワックスデールにある126メートルの高さの風力発電機は、周辺のものを極小に見せています。この発電機を建てるにあたっては、アメリカ連邦航空局の許可を得ることが必要だったほどです。これは遠くの風力発電地帯にあるのではありません。当社の工場、当社のコミュニティの真上にそびえているのです。 

この背の高い設備は節電に大きな利益をもたらしています。風車は毎年、770戸の家庭の電力消費量に相当する800万キロワット時の電力を発電し、化石燃料と比較して6,000トンものCO2排出量を削減しています。 
タービンもまた、未来の世代に対する私たちの責任を象徴するシンボルです。

SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン

クリーンエネルギーの熱電併給

ウィスコンシン州マウントプレザントにあるワックスデールは、グレード、プレッジ、スクラビングバブル、ウインデックスなど当社の最も人気の高い製品を製造している場所です。実に、当社最大のグローバルな製造拠点であり、端から端まででアメリカンフットボールの競技場36個分の大きさとなっています。ですから、必要な電力を再生可能エネルギー源から賄うのは並大抵ではないのです。 

この取り組みは、2003年にワックスデールで、熱電併給タービンを設置したときからスタートしました。近隣の公共埋立地からの廃棄物から発生するメタンガスを活用して、タービンが毎時3,200キロワットの電力と、8.6トンの蒸気を生成しています。2005年に加えられた2基目のタービンは、大気汚染の少ない天然ガスを活用して必要な電力の大きな部分を発電しています。 

さらに再生可能エネルギーを生成するには、他のエネルギー源を探す必要がありました。風力発電と太陽熱発電を追求した後、2010年に当社はコミュニティと共同し、ワックスデールの拠点に少なくともあと1つ、大型風力発電機を加えるよう現地・州・連邦規制機関からの認可を受ける取り組みを始めました。 

風力電力がWindex®を作る

2012年12月18日火曜日、当社はワックスデールで2基の風力発電機を作動させました。各発電機は126メートルの高さで、風の運動エネルギーを活かして電力に変えるよう、特殊な設計の羽根が付いています。2基合計で、毎年約800万キロワット時の電力を発電しています。これは700戸の家庭に十分な電力です。 

最も重要なことに、ワックスデールの風力発電機は毎年ほぼ6,000トンもの温室効果ガス排出量(GHG)を削減する役に立っています。アメリカ環境保護局は、平均的な普通乗用車は年間約4.7トンの温室効果ガスを排出するとしており、これらの風力発電機は年間で約1,300台分のGHGに匹敵する量を製造過程から削減し、CO2フットプリントを軽減していることになります。

世界中で温室効果ガスを軽減

ワックスデール工場は現在、平均で100%の電力を施設内で発電することができます。代替エネルギーの取り組みはそれだけではありません。事実、再生可能なエネルギー源については、かなり以前から変化の波が押し寄せているのです。
 
2017年までに、3か所の拠点を100%風力発電で運営しています。

  • ジップロックブランドの袋製品を製造するミシガン州ベイシティ、 
  • グレード、ミスターマッスル、ダックを製造するオランダのマイドレヒト、そして 
  • グレード、プロント、レイド、その他のブランドを製造するポーランドのゴジュフの3か所です。 


ベイシティとゴジュフは近隣の風力発電所から風力エネルギーを購入しています。マイドレヒトも同様ですが、必要なエネルギーの約半分を2009年に設置した高さ80メートルの自社風力発電機で発電しています。 
 
SCジョンソン社は、「ゴミからエネルギーへ」プロジェクトも行っており、インドネシアの2か所の製造拠点で生ゴミを燃料源に変換しています。メダンでは、ヤシ殻を燃料源として利用し、蚊取り線香の生産のために温水を生成しています。スラバヤでは、お米のもみ殻を利用しています。どちらの場合も、プロジェクトでは単なるゴミとして捨てるのではなく、ゴミを変換してバリューチェーンに戻しているのです。
 
当社はこれらの努力を重ね、世界規模でのエネルギー消費のほぼ33%を再生可能なエネルギー源から得ることに成功し、2000年のベースラインと比較して50%以上の温室効果ガス排出量を削減しました。