4代目経営者サム・ジョンソンの妻、イモジーン・パワーズ・ジョンソン

ジーン・ジョンソン:SCジョンソン社の良心、そして児童の教育支持者として

親として、アドバイザーとして、ボランティアとして、教育支持者として、ジーン・ジョンソンはSCジョンソン社と世界をより良い場所に変えました。
1965年に共同創設したザ・プレイリー・スクールも彼女の数多くの功績のひとつです。

2000年に行われた会社の祝賀イベントで、4代目経営者サム・ジョンソンは、妻であるジーン・ジョンソンのことを「家族をつなぐ接着剤のような存在」と表現し、次のように語りました。「彼女は鳥や石、動物、クロスワードパズル、そしてもちろん、子供たちを愛しています。彼女は細やかで他人への思いやりがあります。彼女は友情を育みます。彼女は素晴らしいまとめ役であり、率直なアドバイザーです。ジーンはいろいろな意味で、当社のまさに良心であり続けています」

これは、2018年にこの世を去るまで、何世代にもわたりSCジョンソン社の中心にいた素晴らしい女性を見事に言い表した描写です。

ジーン・ジョンソンとサム・ジョンソン
ジーンとサム・ジョンソンは50年間の結婚生活を送り、サムは2004年に、ジーンは2018年に他界しました。

イモジーン(愛称「ジーン」)は、1948年にコーネル大学でサム・ジョンソンに出会いました。彼女は数学専攻で、その後、生涯情熱を注ぐこととなる天文学に興味を持っていました。

ジーンはカリフォルニア州サンディエゴにあるRyan Aeronautical社でエンジニアリング数学者として、輝かしいキャリアを築いていました。ビジネス界でコンピューターがほとんど知られていなかった時代にプログラマーとして活躍したイモジーンは、垂直離陸する初の飛行機の開発に携わっていました。

彼女とサムが1954年に結婚し、ウィスコンシン州ラシーンに引っ越した後、ジーンは家族、そして多数のボランティア活動や慈善活動のために彼女の時間を捧げました。同時に、彼女はサム、そして子供たちが大人になってからは彼らの貴重なアドバイザーとして、当社とその経営に深く関わり続けました。

(上) : 1964年の万博にて、ジーンとサム、そして子供たち。
下部 : ブラジルのフォルタレザにて、1998年Carnaúba機での探検を終えたジョンソンファミリー。
イモージェン・ジョンソン、1964年の万博にてサミュエル C.ジョンソンと子供たちとともに

ジーンが取り組んだ権利擁護および慈善事業は多くの人々の人生に影響を与えましたが、中でも最も大きな偉業は、彼女が1965年にウィスコンシン州ラシーンに共同創立したザ・プレイリー・スクールでしょう。

ジーンと共同創立者のウィリー・ヒルパートは、向学心を育み、生徒ひとり一人に目を向け、多様性に富んだ生徒が集まり、個人の成長を促すような、高い教育水準を持った学校が必要だと感じていました。50年以上経った今、ザ・プレイリー・スクールは米国屈指の私立中等学校へと発展しました。

動画

ザ・プレイリー・スクールの創立記念日を祝う

ジーン・ジョンソンは、すべての子供たちの能力を最大限に引き出すために、ザ・プレイリー・スクールを共同創立しました。50年以上経った今も、同校はその目的を果たしています。

ジーンはまた、自然愛好家であり、熱心なバードウォッチング愛好家でもありました。彼女は生前、コーネル大学の鳥類学研究所アドラー・プラネタリウムの理事を務めました。長年にわたり、彼女はSTEM(科学・技術・工学・数学)教育を支持し、とりわけ自然科学に力を注いできました。

彼女は慈善活動家としてのリーダーシップを、コーネル大学の鳥類学研究所内にある鳥類および生物多様性に特化したイモジーン・パワーズ・ジョンソンセンターや、国際ツル財団、リバー・ベンド・ネイチャー・センターで発揮してきました。

私は母の功績を称えられることを光栄に思います。(中略)彼女は数十年にわたり教育と科学の推進に尽力しました。
SCジョンソン社会長兼CEO、フィスク・ジョンソン

2017年に、SCジョンソン社はジーンに敬意を表し、同社の昆虫科学研究所としては最も主要な研究所である、ウィスコンシン州ラシーンの研究所を改名しました。現在のSC Johnson Institute of Insect Science for Family Healthは、1957年に創設され、世界でも最大級の規模を持つ民間の都市昆虫学研究所に発展しました。同研究所で働く研究員は、昆虫の生物学、生理学、生態学、行動学、毒物学の科学分野を研究し、その発展に寄与しています。

フィスクは次のように説明します。「私は、母の功績を称え、ラシーンにある当社の研究所を彼女の名前にちなんで改名することを光栄に思います。彼女は数十年にわたり、特にラシーンのコミュニティにおける教育と科学の推進に尽力してきました」

当社においても、ジーンは年に一度の利益分配日の祝賀イベント等に長年参加していました。私たちはジーンを第二の母のように慕ってきました。彼女はイベントの景品として、恐竜の糞の化石など科学をテーマにしたユーモアあふれるギフトを持ってくることで知られていました。

「糞石」と呼ばれるこの素敵な化石は、ジーンの科学への愛が如実に表れたギフトでした。彼女が糞石をギフトに選んだのには、きっと、私たちを笑わせようという意図もあったのでしょう。

SCジョンソン社の年に一度の利益配分日に、スピーチをするイモジーン・パワーズ・ジョンソン
SCジョンソン社の利益配分日のイベントでスピーチをするジーン・ジョンソン。

2014年のザ・プレイリー・スクール創立50周年記念イベントで、ジーンは同校の設立目的を次のように振り返りました。「長い年月とともに多くのものが変わりました。本校はいろいろな意味で、当時よりもずっと大きく、ずっと良い学校になりました。しかし、変わらないものがひとつあります。それは本校の目的、つまり 子供たちが向学心を持ち、一人の人間として成長できる場所となり、そしてお互いを思いやり、世界をより良い場所にすることに関心を持つ若者たちであふれる場所となることです」

2018年にジーンが逝去した折、フィスクと彼の兄弟たちはジーンについて「聡明で謙虚で、優雅で美しく、芯が強く、慈愛にあふれ、生涯を通じて教育と学びに情熱を注いできた素晴らしい女性でした。娘として、妹として愛され、献身的な妻であり、世界一の母親であり、祖母であり、曽祖母でした」と記しました。

親として、アドバイザーとして、ボランティアとして、教育支持者として、ジーン・ジョンソンは世界を、そしてSCジョンソン社を真の意味でより良い場所に変えました。家族や他者に対して一生懸命な彼女の姿は、私たちの心に大切に刻まれています。

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