ファクトシート:SCジョンソン社の建築

SCジョンソン社には、フランク・ロイド・ライトの名作建築が2つあります。この2つの建築と「ウィングスプレッド」は、すべてウィスコンシン州ラシーンで見学できます。
本社キャンパスには、現代建築の巨匠ノーマン・フォスター率いるフォスター&パートナーズの設計によるFortaleza Hallもあります。

1930年代から1950年代にかけて、3代目経営者のH.F.ジョンソン・ジュニアは建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトに設計を依頼し、 ウィスコンシン州ラシーンにあるSCジョンソン社のグローバル本社キャンパスを一新しました。

ライトがSCジョンソン社のために設計した最初の建築は、1939年完成のアドミニストレーションビルです。その後、1950年にリサーチ・タワーがオープン。さらに、1939年完成の「ウィングスプレッド」と呼ばれるジョンソンファミリーの自宅もライトが設計しました。

概要:SCジョンソン社アドミニストレーションビル

  • 依頼者:H.F.ジョンソン・ジュニア。 
  • 設計:フランク・ロイド・ライト。
  • 完成:1939年。
  • 20世紀を代表する建築25選に選ばれました。
  • ビル内の「グレートワークルーム」は2,000平方メートルを超える広さで、高くそびえ立つ柱で知られています。
  • ライトはグレートワークルームの柱を、「樹木の形」を意味する「デンドリフォーム」の名で呼びました。その変わった形状から、「マッシュルーム」や「ゴルフのティー」、「睡蓮の葉」などとも呼ばれています。
  • 柱は床に接する部分の直径が約23cmで、天井部分では約560cmに広がります。
  • 外壁は「チェロキーレッド」と呼ばれる暖かみのある赤茶色のレンガを使用し、ふちの部分にはカソタストーンが使われています。
  • ビルの曲線部分を作るために約200種類の特製レンガが作られました。
  • ガラス管を使った「窓」は、光を屈折させて眩しさを抑えるためにライトが設計したものです。ビルの端から端まで積み重ねたパイレックスガラス管の長さは、合計約70kmにも及びます。
  • ライトはSCジョンソン社のために40点以上のオリジナル家具を設計しました。 

概要:SCジョンソン社リサーチ・タワー

  • 依頼者:H.F.ジョンソン・ジュニア。 
  • 設計:フランク・ロイド・ライト。
  • 完成:1950年。
  • これまでに作られたカンチレバー構造の建築物の中でも特に高い建物です。
  • 高さは46.5mで、直径約4mのコア部分が地下16mまで埋め込まれています。
  • タワー自体は一辺が12mの正方形をしています。
  • 15階建てのリサーチ・タワーのすべてのフロアは、植物が主根で枝を支える様子に似た「タップルート」構造のコアで支えられています。
  • 15フロアのうち6フロアは正方形で、それぞれに円形の中二階が付いています。また、2階部分も正方形のフロアでできています。
  • 5,000本以上のパイレックスガラス管が窓の部分に使用されています。
  • レイド、グレード、オフ!、プレッジなどのブランドは、すべてこのタワーで開発されました。
  • SCジョンソン社は、1982年以降はこのビルを研究棟として使用していません。建築基準法の変更により、ビルを使用し続けるには非常用の外階段の設置が必要になったためです。

概要:Fortaleza Hall

  • 依頼者:フィスク・ジョンソン 、設計:ノーマン・フォスターおよびフォスター&パートナーズ設計事務所。
  • 完成:2010年。
  • SCジョンソン社の歴史を紹介する「レガシーギャラリー」や、レストラン、フィットネスセンター、銀行、コンシェルジュサービス、社内売店などを備えた従業員専用スペース「ザ コモンズ」を備えています。
  • サム・ジョンソンが1998年のブラジルへの飛行で使用した、双発水陸両用飛行機S-38のレプリカが展示されています。
  • SCジョンソン社ギャラリーでは、「At Home with Frank Lloyd Wright」と題し、定期的に展示品を入れ替えてフランク・ロイド・ライトの作品を紹介しています。
  • 740平方メートルにわたる白いコンクリートにブラジルヤシの森を点描で表現した壁画は、H.F.ジョンソン・ジュニアが1935年の探検旅行の際に撮影した写真をモチーフにしました。
  • サムの探検旅行をたどる地図を多円錐図法で表現し、床に埋め込みました。サステナビリティに配慮して収穫された4種類の木材を19,200個使用したモザイク状の地図です。
  • 館内の北側と南側にある大階段はH.F.ジョンソン・ジュニアとサム・ジョンソンに捧げられたもので、2人の名言が刻まれています。
  • 曲線状の3つのベンチは、H.F.ジョンソン・ジュニアとサム・ジョンソンが探検で訪れた場所を表現しています。サステナビリティに配慮して収穫されたアメリカ産のブラックウォルナット材を使用して制作しました。 
  • 壁面緑化はパトリック・ブランの作品で、主に中南米に生息する79種の植物およそ2,500点を使用しています。
  • 立体的な音のベールで空間を包むサウンドスケープは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)のデータにリンクしたコンピューターが生みだす、ラシーンの天気と時間にシンクロさせたブラジルのサウンドです。その日その時に合わせたオリジナルな音が楽しめます。 

概要:ライト建築の見学ルート

  • ウィスコンシン州ケノーシャ郡からリッチランド郡へ向かうおすすめルート。次の場所が含まれます。SCジョンソン社のアドミニストレーションビルとリサーチ・タワー(ラシーン)、ウィングスプレッド(ラシーン)、バーナム地区のアメリカン システム ビルド ホーム(ミルウォーキー)、モノナテラス(マディソン)、ファースト ユニテリアン ソサエティ会堂(マディソン)、タリアセン&フランク・ロイド・ライト ビジターセンター(スプリンググリーン)、ワイオミングバレー スクール カルチャーアートセンター(スプリンググリーン)、A.D. ジャーマン ウェアハウス(リッチランドセンター)。
  • SCジョンソン社のラシーンキャンパスの南にはイリノイ州オークパークやシカゴの街があり、ここにもフランク・ロイド・ライトの自宅や仕事場、ロビーハウスといった数々の名作建築が残されています。

見学ツアー

  • SCジョンソン社は本社キャンパスの無料ツアーを開催しています。 
  • 詳しくはウェブサイト(scjohnson.com/visit)をご覧ください。 

ツアーSCジョンソン社へお越しください:ツアーへのご参加を検討中のお客様へ、詳細情報をご案内しております。

ツアーフランク・ロイド・ライトが設計したSCジョンソン社の建物:ぜひ会社見学ツアーへ

ツアーFAQ:見学ツアーのご計画には、SCジョンソン社見学ツアーに関するFAQをご覧ください

建築SCジョンソン社キャンパスに華を添える、受賞歴を誇る名建築:Fortaleza Hall

会社FAQ:SCジョンソン社に関する質問への答えとお問い合わせ

建築SCジョンソン社ユーロプラントの「ブーメラン」:インスピレーションの尽きない建築

その他の記事

その他の記事

その他の記事