海の中で海洋プラスチックに囲まれているフィスク・ジョンソン

今こそプラスチック汚染の潮流を変えるとき:SCジョンソン社会長兼CEOからのメッセージ

「今こそプラスチック廃棄物に対する社会潮流を変えるときです。SCジョンソン社は解決に向け貢献できるよう、懸命に努力しています。」 - フィスク・ジョンソン
「この危機的状況の中で希望の兆しがあるとすれば、プラスチック汚染が及ぼす国際的な危機に、世界が気づいたということでしょう。」 - フィスク・ジョンソン
今日、テレビや新聞のニュースで、世界各国の海洋がプラスチックに侵食されている様子を目にしない日はありません。

ソーシャルメディアのおかげで、以前はただ漠然としていた脅威が、胃いっぱいにプラスチックを飲み込んだ海洋生物、廃棄物でせき止められた河川、海に浮かぶゴミの島といった映像とともに、胸が痛むほどの鮮明さで浮き彫りになっています。

実際に待ち受けているのは、まさに映像と同じく厳しい現実です。専門家によると毎年800万トンのプラスチックが海に流入しており、これは毎分ダンプカー1台分に当たります。事実、プラスチック廃棄物の30パーセントは回収システムから漏れ、環境へ流出していることがわかっています。

発展途上国では廃棄物の処理とリサイクルに必要なインフラが不足しており、北米などインフラが存在する地域でさえ、プラスチックのリサイクル率は残念なことに10パーセント未満の低さです。

この危機的状況の中で明るい兆しがあるとすれば、プラスチック汚染が及ぼす国際的な危機に、世界が気づいたということでしょう。このような事実への注目により、まさに転換期が訪れています。各国政府が対策措置を策定し、消費者が消費行動を変えると宣言し、SCジョンソン社を含む各企業が支援を提供すべく率先して取り組んでいます。

本サステナビリティレポートでは、当社による進捗を重点的に取り上げ、皆様と共有しています。本レポートが、取り組みを前進させることが可能であるという一例を示し、より多くの組織が当社の取り組みに参加するきっかけとなることを願っています。
この危機的状況の中で明るい兆しがあるとすれば、プラスチック汚染が及ぼす国際的な危機に、世界が気づいたということでしょう。これに気が付いたことで、まさに転換期が訪れています。
会長兼CEO、フィスク・ジョンソン
当社は10年以上にわたるプラスチックパッケージのサステナビリティ向上の取り組みを経て、その成果をさらに加速するため、2018年、次なる一歩を踏み出しました。

すでにSCジョンソン社製のプラスチックパッケージの94パーセント以上はリサイクル、再利用またはコンポスト可能なように設計されており、長年にわたりポストコンシューマーリサイクル(PCR)プラスチックを当社ボトルに使用してきました。

現在では、詰め替え用濃縮製品の拡大、PCRプラスチック使用率の3倍増、海洋流入プラスチックで作られたボトルの使用に取り組んでおり、2025年までに当社プラスチックパッケージの100パーセントをリサイクル、再利用またはコンポスト可能にすることを目指しています。

当然のことながら、その道のりは平坦ではありません。パッケージへのPCR使用率を増加することによりパッケージの色に影響が及び、店頭での見た目が魅力的でなくなってしまう可能性があります。ですが、それも私たちが正しいことをしている名誉の印と考え、この方向で準備を進めています。

同様に、当社は詰め替え用濃縮製品を10年近く販売していますが、消費者の大半が詰め替え用製品への切り替えの準備ができていないことがわかりました。プラスチック汚染への関心の高まりと共に、今後このようなプラスチック節約の選択肢が受け入れられていくと確信しています。
これは複雑な問題であり、ひとつの解決策では太刀打ちできません。産業界、政府、NGO団体ならびに一人ひとりが一丸となって取り組む必要があります。

そこで、当社は昨年多くの時間を費やし、世界中のさまざまな地域で成果を生み出す手助けをするためのパートナーシップ構築に取り組みました。

たとえば、多くの国でリサイクル可能な廃棄物を処理するためのインフラが存在しないため、当社はPlastic Bankとパートナーシップを組み、最初の対象国であるインドネシアにリサイクルセンターを建設しました。このような取り組みにより、プラスチックの海洋流入を食い止め、現地の家庭に経済的機会を提供しています。

米国においては引き続き、買い物袋、食品パッケージやジップロック®ブランドの袋製品などのプラスチックフィルムも家庭でリサイクルできるよう家庭でのリサイクルの発展を支援しています。SCジョンソン社のチームは、数えきれないほど地方自治体の職員、公共事業機関ならびにリサイクル業者と会合を重ね、最初の試験的プラグラムが近日中に完成するよう願っています。
SCジョンソン社はエレン・マッカーサー財団のグローバル・パートナーとして、循環型社会を世界規模で促進するための率先的な取り組みに寄与しています。新プラスチック経済グローバル・コミットメント(New Plastics Economy Global Commitment)への参画を通じた、プラスチック汚染の根本的原因を解決するための取り組みをはじめとし、

さらにはコンサベーション・インターナショナルとの長きにわたる提携のおかげで、プラスチック汚染清掃において着実かつ具体的に測定可能な実績をあげている、政府ならびにNGO団体主導のさまざまなプロジェクトを訪問する機会に恵まれました。
このような難題に容易な解決策は一切なく、あらゆるレベルで行動を起こすことが不可欠です。その一方で、希望はあります。

私は昨年を通じて、インドネシア、パナマ、リベリアやフィリピンといった国々で取り組みを行なっている人々と出会いました。そこにあったのは、この問題に対する人々の献身と関心、そして解決策を見つけることへの熱意でした。

これがSCジョンソン社に共通のコミットメントであると共に、当社の全員が同じ姿勢でいます。今こそプラスチック廃棄物に対する社会潮流を変えるときです。SCジョンソン社は解決に向け貢献できるよう、懸命に努力しています。

私たちが一丸となったとき、本当の成果が得られる信じています。

- 会長兼CEO、H・フィスク・ジョンソン
動画
海洋プラスチック:プラスチック廃棄物が海に流れ込むまで。
 
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海洋プラスチック:根本的原因
 

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