インドネシアでプラスチック回収業者と通りを歩いているフィスク・ジョンソン氏

SCジョンソン社、海洋プラスチックと貧困問題に取り組むためのグローバルパートナーシップを始動

SCジョンソン社とPlastic Bankのパートナーシップは、リサイクル率を上げると同時に、ブロックチェーン技術を採用して経済的、社会的な利益を創出することで、人々の暮らしを変革するのが狙いだ。
SCジョンソン社とPlastic Bankのパートナーシップにより、3年間で30,000メートルトンのプラスチック廃棄物の回収を目指しています。つまり、約15億個のプラスチックボトルが河川や海洋に流れ込むのを阻止することになります。
  • 509か所にプラスチック回収拠点を設置し、3年間で30,000トンのプラスチックごみを回収する。つまり、約15億個のプラスチックボトルが海に投棄されるのを防ぐことになる。
  • このパートナーシップは、リサイクル率を上げると同時に、ブロックチェーン技術を採用して経済的、社会的な利益を創出することで、人々の暮らしを変革するのが狙いです。
  • SCジョンソン社は、Plastic Bankが収集したプラスチックの再生素材、Social Plastic®を100%製品ラインに取り入れる初の企業として、2020年2月に米国とカナダのWindex®ラインから導入を開始する。

米ウィスコンシン州ラシーン、2019年10月18日 – 家庭用消費者ブランドの業界大手メーカーであるSCジョンソン社とPlastic Bankは本日、プラスチック廃棄物の海洋投棄を防ぐかたわら貧困問題にも取り組むグローバルなパートナーシップを発表した。これは、3年以内に5か国に大規模なリサイクルのインフラを構築し、プラスチックを収集した住民に電子割引やリワードと交換する形で支払うという取り組みです。収集され交換されたプラスチックは、SCジョンソン社初のSocial Plastic®プラスチックを100%原料とするボトルに再生され、2020年2月より同社の主力製品Windex®ラインに使用される。

「毎年、海洋に投棄されるプラスチックは800万トン以上に上ります。したがって、プラスチックが海に流れ出る前に阻止するインフラの整備が、この問題を解決する鍵なのです」と、SCジョンソンの会長兼CEO、フィスク・ジョンソンは述べています。「Plastic Bankと共同開発したこのプログラムによって、貧困とこの危機的な環境問題に同時に取り組めることを特に嬉しく思います。」

SCジョンソン社とPlastic Bankは、既にインドネシアの9か所に回収センターを設立している。この新たな3年契約では、海洋プラスチックに最も貢献している5か国のうち4か国(インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム)とブラジルを含め、合計509か所に回収センターや拠点を設ける予定だ。

このパートナーシップによって世界的な規模が拡大することから、Plastic Bankでは3年間で30,000トンのプラスチックごみを回収する計画を立てている。廃棄物回収のインフラが公的に整備されていない国で30マイル以内の海や河川域からプラスチックを100%回収するこの取り組みは、約15億個のプラスチックボトルが河川や海洋に流れ出るのを防ぐことになる。

極度の貧困が極度の汚染をさらに悪化させる事態は珍しくない。開発途上国の多くは、廃棄物の除去とリサイクルのインフラを構築するのに必要なリソースが不足しているからだ。リサーチャーは、毎年800万トンのプラスチックごみが海に流れ込み、その約90%が世界中の10の河川(アジア8、アフリカ2)から流れ出ていると推定している。この汚染は、地球と地球上のすべての生物に広範な影響を及ぼすと懸念される。

貧困と汚染問題への取り組み:Social Plastic®の仕組み
Plastic Bankが開発したSocial Plastic®エコシステムは、世界の貧困地域にリサイクルのインフラを構築し、この取り組みに参加して安定した収入を得るよう地域住民に呼びかけている。住民はプラスチックを集めてデジタルトークンに交換できる。ブロックチェーン技術を導入し、このトークンと引き換えに生活必需品、医療費、学校の授業料、現地通貨などが手に入るため、トークンの紛失や盗難のリスクを減らすことにもつながる。

Plastic Bankによると、住民は収集したプラスチックに対してスポット市場価格のほかにプレミアムも受け取るため、収入を大幅に増やすことができる。回収されたプラスチックは、Social Plastic®にリサイクルされ、新しい製品を作るために販売される。

「SCジョンソン社との協力により、資源を循環させて循環型経済を発展に導くと同時に、インフラを最も必要とする地域で開発を進めることができます」と、Plastic Bankの創設者兼CEO、デービッド・カッツ氏は述べている。「環境浄化のための取り組みを飛躍的に拡張および最大化して、廃棄物が海に流れ込むのを阻止すると同時に、貧困問題を緩和する気概にあふれています。フィスクさんとSCジョンソン社ほど理想的なパートナーはいません。他社のCEOも注目すべきです。」

SCジョンソン社、住居用洗剤の主力ブランドをSocial Plastic®でボトル化へ – 業界初の取り組み
SCジョンソン社は、2020年2月より、Plastic Bank®が収集した100%リサイクルSocial Plastic®プラスチックを同社の主力製品Windex®ラインに導入するとしている。100%リサイクルSocial Plastic®プラスチックボトルは、米国およびカナダのWindex®オリジナルとWindex®Vinegarに導入する予定だ。

より良い世界に向けた取り組み – 廃棄物を減らすための多面的アプローチ
Plastic Bankとのパートナーシップは、プラスチックによる汚染危機に対抗する一翼を担うためにSCジョンソン社が実施している取り組みの1つにすぎません。SCジョンソン社は、使用済み再生プラスチックの利用量を着実に増やし、不要なプラスチックを可能な限り製品から除去してきました。

  • SCジョンソン社のプラスチックパッケージの94%は、リサイクル可能、再利用可能、またはコンポスト可能な設計になっている。目標は2025年までに100%達成することとしています。
  • SCジョンソン社の一部の製品ラインには、使用済みリサイクルボトルが使用されています。
  • 2018/19会計年度中に、SCジョンソン社は一次パッケージから170万キロを超えるプラスチックを除去しました。

濃縮タイプ製品の拡充
2011年にWindex®の濃縮製品を発表して以来、SCジョンソン社は、プレッジ®、スクラビングバブル®、シャウト®、fantastik®など、人気の洗剤ブランドにまで、詰め替えオプションを拡充しています。消費者が濃縮タイプ製品を選択するたびに、プラスチックの使用量が約80%減少します。

昨年の夏に米国とカナダで濃縮タイプの新製品ラインを発表し、現在はAmazonでボトルタイプのスクラビングバブル®、Windex®、fantastik®を販売している。今秋には第2弾として、メキシコ、英国、中国、日本でスクラビングバブル®、Windex®、ミスターマッスル®などの詰め替え用濃縮タイプの製品を発売する。

エレン・マッカーサー財団 – 新しいプラスチック経済の世界的貢献
フィスク・ジョンソンは、エレン・マッカーサー財団が国連環境計画の協力の下で主導するイニシアチブ、「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」に署名をした数少ないCEOの一人となりました。この活動は、プラスチックの循環型経済(サーキュラー・エコノミー)を生み出すための企業共通のビジョンを確立するものです。そのコミットメントの一環として、SCジョンソン社は2025年までにプラスチックパッケージを100%リサイクル可能、再利用可能、コンポスト可能にするとしています。

SCジョンソン社は、イノベーション、高品質な製品、健全な職場環境、環境と地域社会への長期的な取り組みに全力を尽くしているファミリーカンパニーです。米国に拠点を置くSCジョンソン社は、家庭用洗剤製品や、保存容器・バッグ、消臭・芳香剤、虫よけ、靴用製品のほか、業務用製品も扱う世界有数のメーカーです。米国内でお馴染みのブランド、グレード®、キーウィ®、OFF!®、プレッジ®、レイド®、スクラビングバブル®、シャウト®、WINDEX®、ジップロック®などを販売しているほか、米国外ではオータン®、ベイゴン®、BRISE®、カビキラー®、KLEAR®、ミスターマッスル®、RIDSECT®などのブランドも販売しています。133年の歴史を持つ同社は、売上高100億ドル、世界中に約13,000人の従業員を抱え、事実上、世界各国で製品を販売しています。www.scjohnson.com