Frank Lloyd Wright-designed Research Tower at SC Johnson headquarters

フランク・ロイド・ライト設計のSCジョンソン社リサーチ・タワーが織りなす、建築と科学の融合

幅わずか4メートルのコアによって支えられる高さ47メートルのタワーは、会社の誇るイノベーションに満ちた建築物です。
「私の祖父は、かぎりなく大胆な決断を数多く下してきたが、そのひとつは費用をかえりみずこれらの建物を立てたことです。」 — フィスク・ジョンソン
1950年に竣工されたSCジョンソン社のリサーチタワーは、片持ち梁様式で建てられたもののなかで最も高い建造物のひとつです。タワーの形状は、当社の名高いアドミニストレーションビルの設計にフランク・ロイド・ライトを起用した本人である、3代目経営者のHF・ジョンソン・ジュニアから着想を得ています。当時、新しい施設をいかにユニークなものにするか思案していたHF・ジョンソン・ジュニアは、ライトに「空高く上昇する」コンセプトを提案します。

ライトがその提案をかたちにすることで、至高の作品が仕上がりました。
SCジョンソン本部の建築物に息づくフランク・ロイド・ライトのデザイン
フランク・ロイド・ライトの有名な建物のひとつであるこのタワーは、高さ46メートル以上、広さは12平方メートルにもおよびます。一方で地面と接触している部分は、最も細い部分にあたる、幅たった4メートルの基盤で支えられています。そのため、タワーはあたかも空中に浮いているかのように見えます。まさにその屋内で革新的な製品開発を生み出す、創造性とインスピレーションの象徴です。
 
屋内は、四角形のフロアと丸い形の中2階が各階で交互に重なり合う構造となっており、それらが「直根型」コアによって支えられています。コアの中には、ビルのエレベーターや、階段、洗面所が設置されています。コアは地下16メートルの深さまでつづいており、ちょうど背の高い木の根のような安定性をあたえています。
フランク・ロイド・ライトの著名な建物の建築が開始
1947年から1950年にかけて、リサーチ・タワーの建設が行われる。
ライトは、自身のデザインを「太陽ラボ」または太陽の照る研究室と名付けています。また竣工式においては、商業用ビルに典型的なあまたの「さえない」建造物のなかで「雑草の中の一輪の花」となるよう願う、と語っています。
リサーチ・タワーは元々、1950年から1982年にかけてSCジョンソン社の研究開発本部としての役割をはたし、Raid®, Glade®, OFF!® and Pledge®ッジなど数々の信頼できるブランドを生み出してきました。
 
こういったイノベーションにインスピレーションを与えたのは、研究者の周囲をとりまく至高のデザインでしょうか。それともデザインの持てるイノベーションの力を祝福していた企業文化でしょうか。
 
きっとその両方でしょう!リサーチ・タワーとアドミニストレーションビルは共に、アメリカらしいデザインの代表作として知られるようになりました。会社のレターヘッドや、いまやパッケージにも印刷されている建物のシルエットは、創作のインスピレーションを示す揺るぎない象徴です。
(上) : リサーチ・センターの中2階とフロアは、枝葉をささえる木のような構造のコアによって支えられる。
下部 : 屋内の調度品についてはライト本人が建物のデザインに合うよう助言をし、その影響をうけたものが多い。
フランク・ロイド・ライト設計のリサーチ・センター屋内
新しい研究所が、科学者と研究内容のあらゆるニーズを確実に満たすよう、長期間の計画を費やしました。メインフロアと中2階が対となった各フロアは、研究所の管理者とスタッフによって慎重に考え抜かれた結果です。

対面でのウォークスルーや話し合いを促進するため、管理ビル屋外の駐車場にメインフロアと中2階の実寸大の模型が設置されました。各フロアに研究器具や材料を入れて、ひとつひとつ模型が作られていきました。その模型をもとに調査、話し合い、再設置、改造が行われ、やっとのことで満を辞して装置サプライヤーに対して最終レイアウトが提出され、開発と詳細の調整が行われる運びとなりました

その結果出来上がったのが、その後何年にもわたりイノベーションと発見を可能にする最新鋭の施設です。ある科学者は次のように振り返っています。「シンクや水道の蛇口、電源がそこらじゅうにあるようだった。実験スペース、棚、実験用保管スペースは無限にあって、何年もずっと空のままの予備の保管スペースもあった。」
もし建てたいものがあるのなら良いものを築き上げるか、そうでなければ建てない方がましだ。今日のためではなく、明日のために建てるのだ。
1982年に定められた新しい建築基準法により、リサーチ・タワーの使用をつづけるためには、屋外に非常階段を取り付けることが要求されました。熟考をかさねたのち、スタイリッシュなデザインを守るため、この歴史的な施設を閉鎖するという苦渋の決断を下しました。研究開発が成長をつづけ、タワーには十分なスペースがなかったという理由もあります。

その31年後、このリサーチ・タワーを復旧し地上から数フロア分をふたたび一般に公開しようとする巨大プロジェクトが発足しました。建物の屋外と屋内どちらもを刷新し、エネルギー効率の高い機能が備わりました。Pyrex製のガラス管型の窓まで徹底して掃除をしました(もちろん当社のウィンデックスガラスクリーナーを使ってです)。

復旧の翌年にあたる2013年に、ふたたびリサーチ・タワーがよみがえり、その明かりが夜空を灯しました。
当社では、今日までハーバート・Fとフランク・ロイド・ライトのコラボレーションを記念して無料の社内見学ツアーを開催し、世界中からの訪問客の皆様をお招きしています。タワー内の展覧会では、この建物内でうまれたイノベーションと、建築がいかに科学者の創造性を引き出してきたかをご覧いただくことができます。
 
当社会長兼CEOのフィスク・ジョンソンは次のように語っています。「私の祖父は、かぎりなく大胆な決断を数多く下してきましたが、そのひとつは莫大な費用にもかかわらずこれらの建物を立てたことです。私にとってこれらの建物は、祖父の決断の数々と、この会社を率いていく上での大胆さの大切さを視覚的に思い出させてくれる存在なのです。」
 
ぜひ皆様も足を運びタワーをご覧ください。当社のグローバル本部と敷地内のフランク・ロイド・ライトの作品をめぐるツアーは、事前予約制で、無料で一般公開されています。これ以上に高々とそびえ立つイノベーションの証はありません

建築SCジョンソン社の建築

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ツアーフランク・ロイド・ライトが設計したSCジョンソン社の建物:ぜひ会社見学ツアーへ

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