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3分間の読み物

SCジョンソン社、識字プログラムと書籍『ワンダー』を通じて、読書と思いやりを奨励

学生時代のことを覚えていますか? 新しい人々に出会い、勉強するというのは、ただでさえ大変です。顔が他の人と違うという理由で社会から隔離され、日常生活に障害がある人は、とても大変な思いをされています。

そこで当社は、人を受け入れ、思いやるというメッセージを伝えているとして、高く評価され続けているニューヨーク・タイムズのベストセラー小説『ワンダー』を、より多くの子供たちに届けるお手伝いがしたいと考えました。

また同時に、SCジョンソン社の慈善事業において長年、識字率向上と教育を優先分野としてきたという経緯もありました。「私たちは、読み書きの能力を身につけることで、進学や就職の選択肢が増えるなど、さまざまな可能性が広がると認識しています。」グローバル総務部門、コミュニケーション部門、サステナビリティ部門、シニアバイスプレジデント、ケリー・ゼムラウは説明します。

当社は毎年、税引き前利益の5パーセントを慈善事業に寄付しています。2016/17年度には、そのうち13パーセントを教育支援に充てました。

「子供たちの未来の成功の土台を作る識字プログラムを通じて、ラシーン市の子供たちの人生に変化をもたしていることを誇らしく思います。」 
ケリー・ゼムラウ(SCジョンソン社シニアバイスプレジデント)

SCジョンソン社が長年行ってきた、生徒たちへの識字サポートの伝統を生かして

地元の生徒たちを対象とした100万冊読書チャレンジモバイルライブラリーへの寄付など、当社は、本社のあるウィスコンシン州ラシーン市のコミュニティにおいて、約10年間にわたり、識字率向上の取り組みをサポートしてきました。 

そのため、識字率向上の戦略的な取り組みと『ワンダー』のような影響力の大きい書籍を結びつけることは、自然な流れでした。2018年1月、「ラシーンワンダーズ」と名付けたプログラムを開始するため、SCジョンソン社では、ラシーン市内の公立・私立学校、専門学校の小学4年生から中学2年生の子供たち、合計9,000名以上に書籍『ワンダー』を贈呈しました。 

また、先生方には、教室内での話し合いや学習を促進する、非営利団体myFaceが開発したカリキュラムの紹介も行いました。

ラシーンワンダーズ

「ラシーンワンダーズ」プログラムの一環として、「親切な行い」や「思いやりのスーパーヒーロー」というテーマの作文コクールを開催。入賞した学校には1万ドルが寄付されるコンクールです。作文の審査は、ウィスコンシン大学のパークサイド・インスティチュート・フォー・プロフェッショナル・エデュケーター・デベロップメントの学生たちが担当しました。

また、マーカス・ルネッサンス・シネマの協力を得て、生徒や先生方を対象に、2017年の映画『ワンダー』の特別上映会も開催。学校には、誰が親切な行いをしたかを話し合い、その行動を称えるよう奨励し、選ばれた生徒の一部は、SCジョンソン社のソーシャルメディアチャネルで紹介しました。

学校で優しさを示す子供についての証言
先生方が選出した生徒を紹介している、SCジョンソン社のソーシャルメディア・スポットライトの一例。

善意に満ちた慈善事業:子供たちの読書習慣と親切心を育む

地方紙『ザ・ジャーナル・タイムズ』の取材で、ラシーン統一学区の副学区長であるエリック・ガリエン氏は「ラシーンワンダーズ」プログラムについて、こう述べています。「プログラム開始後すぐに見られた効果の1つは、子供たちの言動の変化です。自分の行動を自覚するようになり、友達にどのような影響を与えるのかを考えるようになりました。」 

2018年5月、入選した作文の発表が行われ、コンクール入賞を祝して、受賞者の各学校に合計10万ドルを寄付しました。SCジョンソン社は、受賞者の発表を行った祝賀イベントで、読書への興味をさらに深めてもらえるよう、出席していた250名の生徒にKindle Fireタブレットをプレゼントし、驚かせました。

作文の入賞者とそのクラスメイトたちは、myFaceから連絡を受け、シカゴのヒップホップダンスグループ、ザ・モンスター・キッズとDJリビアによるスペシャルパフォーマンスを楽しみました。

「ラシーンワンダーズ」プログラムのSCジョンソンの祝賀イベントでの学生たち
「ラシーンワンダーズ」プログラムの一環として、SCジョンソン社は、読書への興味をさらに深めてもらえるよう、250名の生徒にKindle Fireタブレットをプレゼントし、驚かせました。