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ファクトシート:SCジョンソン社は再生可能エネルギーを活用

SCジョンソン社は2000年初頭より、当社のエネルギーミックスへの新しいエネルギー源の導入に取り組んできました。これは環境責任への継続的な取り組みの一環です。SCジョンソン社には、現在100%再生可能な風力発電で稼働する工場が3つあります。当社は、風力や太陽光、そしてヤシ殻やもみ殻、廃棄物までも利用したバイオマス発電を採用するなど、世界各地で再生可能エネルギーの生産に取り組んでいます。

SCジョンソン社では、過去15年にわたり、再生可能エネルギー源を活用して当社の施設に電力を供給してきました。世界的に見ると、当社は2018/19年度には、エネルギー消費量の34%を再生可能な資源から調達しました。同年、当社の2000年ベースライン(生産スライド制)と比較して、62%の温室効果ガス排出量を削減することもできました。

世界各地でのクリーンエネルギーの取り組みをご紹介します…

バイオ燃料

インドネシアのスラバヤ
インドネシアのスラバヤにある製造拠点では、バイオ燃料への切り替えを進める中で、2012年よりお米のもみ殻を燃料源として利用し、製品の生産に必要な温水給湯をまかなっています。これにより、年間約7,000トンもの温室効果ガス排出量削減につながりました。

熱電併給

SCジョンソン社最大の製造拠点であるワックスデール工場では、2つの熱電供給システムを採用しています。大気汚染の少ない天然ガスや近隣の公共埋立地からの廃棄物から発生するメタンガスを活用して、タービンがワックスデール工場に必要なエネルギーの約85%を生成しており、残りは風力発電でまかなっています。

太陽光発電

中国の上海と常州、インドネシアのプロガドゥン、インドのバディ、メキシコのトルカ、ブラジルのマナウス
また中国、インドネシア、インドの当社施設における太陽光プロジェクトによって、エアゾール製品生産や品質制御のプロセスなどの、当社事業において必要とされる温水給湯が一部まかなわれています。メキシコのトルカにある当社の製造施設では、カフェテリアや従業員施設において、液化石油ガス(LPG)の代わりに太陽熱を利用した温水を使用しています。ブラジルのマナウスにある当社の製造工場では、地元の公共事業から100%再生可能電気を購入して工場の電力を賄っています。

風力発電

ミシガン州ベイシティ
2008年より、ジップロックブランドの袋製品を生産するミシガン州のベイシティ工場では、近隣の風力発電所から風力発電の電力を購入しています。2017年現在、ベイシティ工場は100%風力発電で電力をまかなっています。 

オランダのマイドレヒト
ユーロプラントの製造拠点に電力を供給すべく、2009年には初の自社所有となる風力発電機をオランダのマイドレヒトの工場に設置しました。そのタービンが、ユーロプラントの稼働に必要な電力の約半分を供給しています。残りは風力発電の電力を購入することでまかない、2015年には当社の施設で初めて、必要なエネルギーのすべてを再生可能な資源から得ることに成功しました。

ウィスコンシン州ラシーン
2010年には、ウィスコンシン州ラシーンの本社キャンパスで3基のSWIFT小型風力発電機の試運転を開始しました。その目的は、温室効果ガス排出量を削減し、都市型風力発電プロジェクトへの関心を高めることにありました。2019年、本社の電力供給のために、地熱エネルギーを使う計画を発表しました。GeoExchangeシステムは、エネルギーを非常に効率よく別の用途に使うことができるものの、再生可能とは見なされませんが、エネルギー使用量を約42パーセント削減すると予想されています。 

ウィスコンシン州マウントプレザント
2012年には、当社最大の製造拠点であるワックスデールに高さ126メートルの風力発電機2基が完成し、工場は現在平均で100%の電力を敷地内で発電しています。風力発電機2基が年間約800万キロワット時の電力を生産し、ワックスデール工場で必要な残りの電力は、2基の熱電併給タービンが供給しています。

メキシコのトルカ
2013年には、メキシコのトルカにある当社工場で風力発電の電力を購入し始めました。これにより、現在再生可能な資源から33%の電力を得られるようになりました。 

ポーランドのゴジュフ
2016年より、ポーランドのゴジュフにある製造拠点では、風力発電の電力を購入しています。ゴジュフ工場は、100%風力発電で電力をまかなうことに成功した当社で2つ目の工場です。